2024年6月18日にX（旧Twitter）に投稿された内容が大きな話題となっています。
それは小3の算数プリントにて、「18÷0=答えなし」との解答は誤りで、「18÷0=0」だと訂正されたという内容。
・18÷0＝？が話題になっている理由
・18÷0の答えは何？
・18÷0＝？に対する世間の声
以上の疑問についてまとめていきます。
18÷0＝？が話題になっている理由
18÷0＝？が大きな話題を呼んだ経緯はX（旧Twitter）での投稿がきっかけでした。
話題の発端は投稿主の娘さんが見せてきた宿題プリントの18÷0の問題で、Xで意見を求めた結果「18÷0＝こたえなし」として提出しました。
ところが返却されたプリントをみると、「こたえなし」と書いた箇所はまさかのバツで、先生いわく正解は0ということだったとのこと。
このことでXでは大きな話題となりました。
※本投稿の争点はあくまで18÷0の答えであり、教員を責める意図は全くないということでしたので記載しておきます
るっちもはや算数の領域ではないですね
18÷0の答えは何？
SNSでのコメントを見てみると、
自分が子供の頃、同じようにA÷0＝0だと教わった
という方の口コミも見られましたが、本来は数学的に定義できないことから答えなしが正しいということでした。
そもそも「ゼロで割る割り算（ゼロ除算）」は、答えを数学的に定義することができません。というのも、「18÷3＝6」が「6×3＝18」と置き換えられるように、「18÷0＝？」を整理すると「？×0＝18」。つまり、「18÷0」の答えは「0をかけると18になる数」となるのですが、当然ながらそんな数は存在せず、求めようがないのです。
出典；YAHOO!JAPANニュースより引用
るっち電卓で18÷0で打ったらエラーが出たという方も多くいましたね！
18÷0＝？に対する世間の声
18÷0＝？に対する世間の声を見てみましょう。
小学生の頃、「ゼロで割ることはできない」と学校で教わりました。 先生に理由を聞いたところ「教科書に聞いてください」と返されたのでその通り教科書の出版社に手紙を送りました。 詳細は忘れましたが、丁寧にお返事をくださり、小学生向けの文章で数学の奥深さを説いてくれていたように思います。 その後、大学では数学系の学科に進み、その奥深さを垣間見ることになりました。 子どもに「不思議だな」と思わせるだけでも充分な教育的な意味があると思います。
教職ですが、この問題、小学校のプリントでは良く出てきます。そもそもこうしたプリントについては学問的に全く正確ではないことがしばしば。私は専門は人文社会学系なのですが、その分野でもえ？と思うような問題や模範解答はしばしば見受けられます。かく言う私自身も小学校時代この記事のように教えられた記憶があります。 子ども向けに教える時は多少の正確性を犠牲に分かりやすさを優先させることもありますが、教師である以上、出来る限り学問的な正確性に添いながら模索する必要があります。間違っても脳死でプリントや指導書通りにやれば良い訳ではありません。そして、子どもの指摘が正しい場合にきちんとそれを受け入れて訂正する誠実さが求められます。
元中学受験塾講師です。 小学校の教員が気の毒なことは全教科教えなくてはいけないことです。 小学生でも、本当に優秀な層になると、科目専任制でないと、科目の指導はできません。 もちろん、ゼロで割ってはいけないことは知っておいて欲しいですが、仕組み自体を変えないと、このようなことは起こり続けると思います。 特に昨今は、学力の高い層は、教員を目指さなくなるので。
小学生の教員は全教科教えなくてはならないことから大きな負担となっていることを問題視する声も聞かれました。
まとめ
本記事ではXで投稿され話題となった、「18÷0=答えなし」との解答は誤りで、「18÷0=0」だと訂正されたという内容についてまとめていきました。
結論として、「18÷0=答えなし」が正しく「18÷0=0」は誤りということでした。
そもそも小学3年生の算数でゼロ除算を扱うこと自体がどうなのかといった声も上がる一方で、小学生の頃にはA÷0=0と教わったという声も多々見られました。
小学校の教員は全教科を指導しなくてはならないため、かなりの負担となっていることも考えられます。
先生とはいえ全ての科目において完璧な知識を有しているわけではないと思うので、負担軽減のための仕組みを作ることも今後は考えていくべきかもしれませんね。