いつもと変わらない母の姿に励まされた私【DAY4】

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今日はいよいよ退院の日。

ここ数日はずっと母のことを考える日々だったけれど、今朝はいよいよ母に会うということもあり朝からずっと緊張していた。

母と対面したらきっと泣いてしまう、でも今日は泣くべきじゃない。

どうすれば平常心で会えるのかなと考えながら、とりあえず電車に乗った。

久々に一人で電車に乗って音楽を聴いていたら、藤井風さんの「満ちてゆく」が流れた。

電車の中だというのに涙が溢れてしまった。

「変わりゆくものは仕方がないねと 手を放す、軽くなる、満ちてゆく」

このフレーズはまるで母の今の状況を肯定するようだと思った。

少しずつできないことが増えていくことにもどかしさや焦り、不安を感じているはずの母だけど、それを仕方ないと受け入れて前に進もうとする姿。

今までは何かを手に入れることで満たされたと思っていたけれど、手放していくことで満たされるという感情もあるのか。

母はこれからもたくさんのことを手放していくことになるだろう。

それを受け入れることは簡単ではないはずだけど、こういう解釈の仕方もあるんだというのをこの曲が教えてくれた。

母にもこの曲の存在を教えてあげたいと思う。

そして病院に到着し、退院手続きをして入院病棟に向かう。

ちょうど病棟の入り口に母がいて、「ちょうど良かった、床に落とした物拾って〜」といつもと変わらない様子だった。

その姿を見て、いつもの母だと安心した。

その後は主治医の先生や薬剤師さんなどとの話を終え、介護タクシーで帰路へ。

帰宅後、きっとするべき話は色々あるけれど、今日はあえて楽しい話をたくさんした。

快適な入院生活だったと言っていたものの、慣れない環境で辛い検査をたくさんしてかなり疲れているはず。

込み入った話は週明けにするとして、今週はゆっくり過ごしてほしい。

それにしても母は本当に強いなと思った。

いつもと変わらない姿に励まされた私だった。

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