2024年5月8日は「笑ってコラえて!」の2時間スペシャルが放送されますが、その中で公立高校としては初めてマンガ学科が創設された高森高校が登場します!
漫画の出版などを手掛ける(株)コアミックスや自治体・学校が連携しサポート体制を築いていることから、少子化対策・地方再生のモデルケースとしても注目されています。
そんな高森高校マンガ学科が気になる!という方に向けて、詳しく調査してみました。
・熊本県立高森高等学校マンガ学科について
・高森高校マンガ学科の偏差値や倍率、入試科目について
・高森高校マンガ学科の講師は誰が担当している?
・県外からの受験でもマンガ学科への入学は可能?
上記の内容含めて紹介していきます!
熊本県立高森高等学校マンガ学科について
熊本県立高森高等学校は熊本市内から車で約1時間ほどの場所にあります。
2023年に公立高校としては初めてマンガ学科が創設されたことで話題になりました。
マンガ学科在学中の3年間の授業内容
高校なので一般的な勉強もしっかり行いつつ、漫画専門の授業を取り入れたカリキュラムとなっています。
3年間の在学中で学べる内容は下記のとおりです。
- 1年生
漫画専門の授業は週6時間。 - 2年生
漫画専門の授業が週8時間。 - 3年生
漫画専門の授業が週13時間。
1年生では週6時間ほど、漫画専門の授業が取り入れられています。
素描・構成は美術講師が担当し、マンガ制作はプロの漫画家や編集者が指導に当たっているとのこと。
また3年生になると週13時間が専門授業となり、より専門性の高い授業が行われるようになるそうです。
授業では絵を描くことにとどまらず、映像の絵コンテや舞台のシナリオの描き方まで学ぶことができるため、漫画家だけでなくクリエイターとしての能力を磨くことも可能。
漫画を描くための設備も非常に充実しており、マンガ学科に所属する学生は全員、専用PCなどを使用することができます。
生徒一人一人が使える設備があるのも、マンガ学科で学ぶ上で大きな魅力の1つとなっているようですね。
高森高校マンガ学科の偏差値や倍率、入試科目について
続いて高森高校マンガ学科の偏差値や倍率、入試科目についてです。
マンガ学科の偏差値や倍率
2023年度における高森高校マンガ学科の偏差値は36です。
そして2024年度の倍率は2.32倍とのことで、40名の募集枠に対して大体92名ほどの方が受験したという計算になりますね。
世界的にも漫画ブームが起きているので、年々倍率が高くなっていくことが予想されますね。
マンガ学科の入試科目
マンガ学科の入試内容は下記のとおり。
前期の選抜方法
- 鉛筆デッサン(60%)
- 漫画と文章による自己表現(30%)
- 調査書(10%)
鉛筆デッサンについては、2023年度は静物写生で制限時間は100分。
自己表現の項目については、与えられたテーマをもとに漫画と文章で表現するといった課題でした。
前期では募集定員40名に対して70%に当たる28名が選抜されます。
後期の選抜方法
後期では前期とは異なり、5教科の学力検査得点合計と実技検査(鉛筆デッサン50分)の得点の合計点の順位が大きな判断基準となります。
加えて調査書も参考として選抜が行われます。
どちらにしても実技試験として鉛筆デッサンは必須科目のようですね。
高森高校マンガ学科の講師は誰が担当している?
熊本県立高森高校のマンガ学科の授業では漫画家や編集者が授業を担当しています。
ちるらんで有名な漫画家の橋本エイジさんも講師として授業を担当したそうですよ!
このように授業を担当する講師として現役の漫画家さんが呼ばれるなど、コアミックスの協力体制が学生の学びを手厚くサポートしていることが分かります。
県外からの受験でもマンガ学科への入学は可能?
高森高校マンガ学科では、熊本県外からの学生も募集をしています。
入学できる人数は募集人員の40%ということですが、実際に2023年には40名の学生のうち11名が県外からの学生だったそうですよ。
また県外から受験し入学してきた学生のために、高森町営学生寮「たかもり時空和(ときわ)ベース」も完備されているので安心して学ぶことができそうです。
まとめ
今回は公立高校としては初めてマンガ学科を創設した高森高校について紹介していきました。
- 公立高校で唯一のマンガ学科がある高校
- 講師は現役のプロ漫画家や編集者が担当
- 入試試験では鉛筆デッサンは必須
- 県外からの受験も可能で寮も完備
世界的にマンガ・アニメブームが起きていることからも、年々倍率が上がることが予想されますね。
高校生のうちから、プロの教えのもとマンガに関する専門知識を学べる学校を魅力的に感じる方も多くいらっしゃるかと思います。
まだ創設されて間もないマンガ学科ですが、本学校から漫画家が誕生するのが楽しみですね!